このブログを検索

2010年9月18日土曜日

自然学校観察会in青倉川流域




白石工業による’説明"
青倉川流域にある炭酸カルシウム工場(白石工業)を見学し、青倉川の「湯ノ沢渓谷」を観察しました。
小学生50名と大人15名程が参加して好天の中、有意義に新たな発見に感嘆しながら正午前に無事終わりました。

自然学校語る会

2010年9月17日金曜日

自然学校「語る会」

夕方のクリッペ群の山々

資料と会場の様子



青倉川のカワノリ標本

今日の「語る会」は地元の方々が大勢参加していただきました。

自然学校「語る会」午後7時より 青倉社会教育館にて
講師:堀越氏
青倉川流域の地質と生活
青倉川は八倉峠付近を源流とし、杖植峠付近を源流とする桑本川・平原川を集めて北へ流れ、跡倉で南牧川と合流します。流域の地質は中上流部で秩父中・古生層、下流部は跡倉層や三波川結晶片岩が分布しています。河床には中・古生層の硬い岩石が露頭し、巨大な角礫が点在する清流です。大雨でも濁りの少ない中上流部にはイワナ、カジカが棲み、岩肌にはカワノリが生育しています。
中流部には露出する石灰岩は石灰(いしばい)として利用され、三和土(たたき)や富岡製糸場のレンガの目地(めじ)として使われました。その後は白石工業白艶華工場の原料として利用されました(現在は採掘中止)。
このように地域の地域は工業資源になるほか、地域の地形、畑の土質、石垣など青倉地域の生活とも深く関わってきました。

なぜ何万年も違う時代の地層が重なり合うのか?
海洋部の地球の表面、厚さ100kmのプレーで覆われている。プレートは海嶺で生まれ、年数センチ移動し大陸や列島縁(海溝)で沈み込んでいく。
プレートの上には海底火山、サンゴ礁がのり、放散虫の死骸が堆積、海溝に近づくと泥・砂が堆積する。というような説明でした。

明日は、青倉川の石やカワノリ、白石工業石灰工場など見学予定です。段々盛り上がってきて嬉しい!

2010年9月5日日曜日