このブログを検索

2013年10月22日火曜日

10月〜11月のジオと風穴関係の行事

10〜11月のジオと風穴関連行事一覧を頂きました。

私がいつも言っているのは、これらのデータは担当部署が持っているのだから、下仁田ジオパーク のHP表示した方が親切なのではないかということなんですが‥。
下仁田ジオと歴史遺産応援団関係者には配布されますが、町民や関係者の多くの参加や協力を得なければならない行事な訳ですから、一つ一つの地道な行事を広く知ってもらうことこそ「おもてなし」の第一歩ではないでしょうか。

行事の告知と同時に、その行事の様子や結果も併せてアップすることは、都合で参加できなかった方を始め、多くの方に知るところとなります。
日々の積み重ねのデータが大事ではないでしょうか。そして、そのデータを共有するなどして、上手に盛り上げてまちづくりを進めて欲しいと思います。

2013年6月19日水曜日

ジオガイド養成講座(国指定史跡荒船風穴&世界遺産候補地)

荒船風穴は、国指定史跡であり、富岡製糸場絹産業遺産群の世界遺産候補地でもあります。
6月18日、荒船風穴(ふうけつ)・下仁田ジオガイド養成講座学習会がありました。今回初めてガイド役の方が実習しました。
荒船風穴ガイド実習 
神戸さんがトップバッターで登場、とても上手でした。長ければ飽きるし、短いと分からないなど慣れないと難しいガイド。参加した皆さんもこれからそれぞれに思いを訪問してくれた皆さんにガイド役を務めてくれる日も近いことでしょう。


仮説トイレと案内係の用意できました。駐車場は、10〜12台位駐車できるようです。



風穴は、1号風穴(明治38年)3号風穴(明治41年)3号風穴(大正3年建設)の3基あります。風穴毎に案内板も整備されつつあります。

外気温は約20℃で、風穴から出る冷気は約1℃。その温度差で、湿度があり空気が淀んだ状態の今日はその冷気が白く目にみえる絶好の状態でした。幻想的な荒船風穴でした。


ガイドをしていただく皆さんは本当に熱心で素晴らしいし、町にとっても大変ありがたく頼もしい存在であり、世界遺産もジオパークもこうした地域住民の方に携わっていただき、またボランテアの皆さん無しにはあり得ない事業です。
私個人が考えていることですが、世界遺産やジオパークという事業を、町の中心事業に据えて基本構想作ることが第一義だと思います。何故なら、こうした富岡製糸場を含めて荒船風穴(ジオサイトにもなっている)施設や外観だけ見ても難しいし、二度三度訪れて見学したいものだろうか?という素朴な疑問があります。折角訪問していただくお客さんに満足と納得がいく事業にしていかなければなりません。
いまのところ、専門家や行政の話は難しく、第一面白く感じられません。今回ガイド役の先鞭を切って実習演習してくれた神戸さんの話のボリュームが程よい感じだと私は思いました。

1 ビジターセンターを作る(将来に揺るぎない町の姿勢を示す)
・事前学習をしていただく(現地ガイドの負担を軽減できる)
・お客さんの理解度を高め、関心を寄せ易くする効果。

2 地元の人による現地ガイド(民間人の活躍)
・お客さんの多くは専門的な話は飽きる。それより地元の人の熱意や自分の地域への熱い思いに接したい。

3 地元の食事や産物に接したい。(PRと提供する)
美味しい食事や、名産「コンニャクやネギ」を中心に味わいたい、とともに地元の人と会話を楽しみたいという基本的ニーズに応える。

*そして、「ジオや荒船風穴はちょっと難しかったけれど、また来てみよう」となって欲しいと思います。それには地元に人の持て成し精神と、なによりそれをバックアップする行政の体制がもっとも肝要だと感じています。
関心が深まれば、もう一度行ってみようと言っていただけると思います。
   ・

2013年6月15日土曜日

荒船風穴・ジオパークツアー

この度、下仁田町では荒船風穴・ジオパークツアーを企画(案)しました。
荒船風穴・ジオパークツアーのセットで、タクシーで巡わる場合に行政から補助出ます。

2013年6月1日土曜日

化石研究大会第一日目


化石研究






化石研究会
シンポジウム「ジオパークにおける化石について
         ~地域の他からをどのように残していくか~」

第三回総会・学術大会
午後1時より下仁田町文化ホール
(以下敬称略)
主催者挨拶 三島弘幸 化石研究会会長
下仁田町長 金井康行

基調講演「世界と日本のジオパーク活動」
渡辺真人(産業技術総合研究所地質本館・日本ジオパーク委員会事務局)
・ネットワークがあるというのが良いところ

事例報告 「天草御所浦ジオパークと化石の関係」
鵜飼宏明(天草御所浦ジオパーク構想推進協議会事務局)
・小さな町なので盗掘の監視の目が行き届く

事例報告「白山手取川ジオパークにおける桑島化石壁を利用した活動」
白山手取川ジオパーク 日比野 剛(白山市ジオパーク推進室)

事例報告「約30年を経た「戸台の化石」保存会活動」
北村健治(戸台の化石」保存会会長」
・法的に守れないものも大事な物だと思えば保存出来る。
・例えば神社で1300年前から守り継がれたものがある。

事例報告「ジオパークと秩父と化石を使った教育」
吉田健一(秩父ジオパーク[秩父まるごとジオパーク推進協議会])
・化石や地質などそれぞれ活動したがジオパークによって連携した活動になった。地元の人が改めて自分の地域を見直す機会になっている。特に現役を退いた方の参加が多い。
化石など民間人からの寄贈も多くなった。
ジオパークによって人とのネットワークも広がった。

事例報告「恐竜センターと体験学習プログラム」
久保田克博(神流町恐竜センター)
・コンビニもインターも無い、人口2200人あまりの町。昭和56年サンチュウリュウの恐竜の背骨。昭和60年恐竜の足跡が発見された。以前よりアンモナイトや三葉虫の化石などが見つかっていた。
・平成10年以来、化石探し体験学習を開催して化石発見をしている。
・化石レプリカ作成体験
平成22年より人手を確保したため急増してきた。家族連れの参加者が多くなった。

総合討論(質疑)
Q:化石や貴重な地質の場所の工事があった場合、協議の場はどのような方法で、誰がイニシャティブをとって調整しているか
A:住民が残す為の意識が高ければ、工事を中止出来た。みんなが大事なと思うことが大事。
Q:人間が作られた物は天然記念物に指定できるので、指定して守ってはA
A:天然記念物に指定していして守るのも一つの方法ではないかと思っている。
Q:三陸海岸は広すぎるではないか
A:復興が優先でジオパークどころではないという意見もあるが、復興のシンボルとして動ける地域もある。
Q:国の支援ももっと積極的しても良いのではないか
A:今後努力しなければと思います。
など
(勝手にiPadにて書き込みました)
*大変失礼ながら、全部網羅して書込みはとても不可能です。雰囲気だけ感じていただければ幸いと思います。お名前など間違えがありましたなら失礼をお許しください。またご連絡いただければ訂正いたしますので、宜しくお願いいたします。

iPadから送信

2013年5月31日金曜日

下仁田町で化石研究大会開催


化石研究 

第31回 化石研究会総会学術大会が下仁田町で開催されます
下仁田ジオパーク案内

6月1日午後1時〜文化ホール(参加自由)

下記の画像は、2011年6月に開催された自然学校主催の「アンモナイト化石発掘隊」に同行した際、非常に運良く「アンモナイト化石発掘」の現場に立ち会うことが出来ました。女性が手にしているアンモナイトは二つに割れていますが、実に不思議なことに、一つは別な機会に発見されましたが、6月の「アンモナイト化石発掘隊」の時にそのもう一方のアンモナイトがまるで割り符の様に発見されたことです。女性の方と小学生が発見しました。自分の地域でもこのような化石の発見をすることができます。様々な地域活動に参加することにより、それは
  • 新たな発見や感動に出会う事が出来ます。
  • 地域の愛着から様々なコミュニュケーションが生きる力を生みます。
  • 郷土の誇りや郷土愛に支えられる人間力を育みます。




2013年5月18日土曜日

下仁田ジオパークの貢献者の一人、高木秀雄教授


(2009年11月15日 13:50~16:30 開催時の画像)下仁田町では「ジオパーク講演会」が何度も開催されてきました。下仁田町が日本ジオパークに認定なった今、様々な方々が努力して来た。もちろん長年下仁田町で研究をされてきた自然学校の先生方には言うに及ばないが、日本認定に向けて印象深いのは早稲田大学の高木秀雄教授です。プレゼンストーリの原案とも言うべきファイルをお預りしていて、高木先生のご好意により公開しています。改めて記憶にとどめたいと思います。そして、さらに世界認定へ向けて住民が一丸となって進むことにより、町の元気や活性化の目的が達成できると思います。少子化や過疎化が進みますが、世界遺産富岡製糸場絹産業遺産群(候補=以下世界遺産)とジオパークにより、少子化や高齢化の波はなかなか止められなくとも、住んでいる人が元気な町になれば、いずれは” 住んでみたい下仁田町 ”となり中身の質の高い町となっていくでしょう。その良い例がジオの先駆地長瀞町のある秩父市ではないかと思っています。
高木先生に敬意を表す意味で改めて紹介させていただきます。高木先生は 三陸ジオパーク推進協議会 にてご活躍されているとお聞きしています。まちづくりはいろんな方々の応援・支援があって初めて開花しますが、その原点は住民の熱意に他なりません。本気になればこそ支援者が現れるのでしょう。世界遺産やジオパークをやれば町が直ちに活性化するというものではありませんが、「温故知新」まさに古きを訪ね、新しきを知る。世界遺産やジオパークに取り組む姿勢が、人、地域のスキルアップ繋がると思います。今ある地元の資源に一生懸命に磨きをかけ宝にする努力をしましょう。


下仁田町における早稲田大学 高木秀雄教授 講演関連紹介
2010年3月13日ジオパーク講演会
2009年11月14日「ジオパーク講演会」
2008年11月2日下仁田町ジオパーク講演会
高木先生の講演part2
高木先生の講演part1
2009年11月15日高木先生のプレゼン

2013年5月15日水曜日

薮岩魂の著書 打田鍈一さんと


今日は素敵な出会いがありました。自称「低山専門家」の打田鍈一さんに偶然に荒木理容店さんにてお会いする事ができました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
打田さんの著書「薮岩魂(やぶいわたましい)」(山と渓谷社出版、2,200円)では、地元の人でも知っていない様な細かな情報も満載しています。その打田さんや、日頃下仁田の山を誰よりも愛し、手入れをしてくれている荒木さんに山岳遭難のお話をお伺いしました。
こうした貴重な経験を下仁田町の安全に活かしていける様にしたいと思っています。
富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産候補から登録へなったり、ジオパークが世界認定になれば、今までの様な山への登山やハイキングのみならず、もっと違った形で下仁田町へお越しいただく来訪者も増えると思われます。それらに何時でも対応できて、下仁田町へ訪問した方々が気持ち良く楽しんで、良い思い出を持ち帰っていただける様な取組みを準備していきたいと思います。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA実に詳しい内容で説明されている「薮岩魂」の著書。その1ページを紹介させていただきました。

日本にあるユネスコ世界遺産・暫定リスト(富岡製糸場と絹産業遺産群)

IMAGES FOR 打田鍈一

この記事はIwazaki My life | 甘く楽しく(甘楽)富める岡(富岡)の住民と行政、 とリンクしています。

尚、この本は

てのしこんにゃくのまるへいさんにて買いましたが、下仁田町内のお店でも販売しているようです

2013年5月14日火曜日

ジオ応援団学習会



平成25年度第一回世界遺産候補史跡荒船風穴・下仁田ジオ応援団解説員養成講座学習会
文化ホール
午後1時30分より

1 荒船風穴の基本事項確認し文化財保護係 主幹 高橋司氏
  1. 蚕種貯蔵施設荒船風穴について学ぶ
  2. イコモスの審査を経て登録になるが荒船の風穴も対象になる
  3. 解説の前提条件として丁寧な説明に心がける
  4. 国レベルの国史跡は荒船の風穴のみ
  5. 日本は生糸の国であったという基本思想
  6. 外貨を稼せいだ。 明治42年には世界一の生産量
  7. 昭和初期には世界の生産量の8割~9割を占めた
  8. 今の自動車産業に例えても2割位だからこの数字がどんに凄いかが分かる
  9. 冷蔵庫の無かった時代にに自然の冷気を利用して商機を掴んだ先見の明
[何故冷気が出たか]
崩落岩が積み重なっている(玄武岩、安山岩、凝灰岩などと凍土などにより冷気を貯めたものを利用して蚕種貯蔵所を建設した

[誰が作ったか]
庭屋静太郎を始め、群馬県技師 鈴木貞太郎、群馬県農会技師 宮田傳三郎、前橋測候所長 赤井敬三など専門家の連携により建設が進められた
史跡指定地は4648m2(1400坪)

[何故作ったか]

  1. 事業の将来性を見込んでビジネスとした
  2. 私財5000円を投じた
  3. 冷涼な特性を活かし2化生が可能になり儲けることが出来た。
  4. 増大する生糸輸出需要を賄う生産増大に寄与した。
[どのような運営だったか]
  1. 春秋館は、下仁田町の養蚕製造家庭屋静太郎が経営する事務所で、風穴で委託販売や製造を行なった。
  2. 事務所と風穴の間約7kmをいち早く電話を引いた。情報の共有やスピード化を導入
  3. 明治30年に開通した上野鉄道(現上信電鉄)を利用して機動性の高い運送を行った。
  4. また、自動車販売が始まると導入するなど常に最新鋭の設備を用いて事業運営に務めた。
  5. こうした自然と産業の融合を商機と捉えてビジネスに成功した。
  6. 荒船風穴は、自然遺産でありながら、文化遺産でもある特徴。

2  春秋館営業案内を読む(秋池館長)
当時の資料より
  1. 荒船風穴営業案内について
  2. 群馬県北甘楽郡西牧村 荒船風穴蚕種冷蔵所
  3. 場所 春秋館 庭屋静太郎 とある
  4. 委託部、冷蔵部、製造部と3つあったと思われる
  5. 大正9年冷蔵氷庫を新設
  6. 割引制度を設ける
  7. 大正9年頃になると段々低迷してきたのではないかと思われる。
  8. 従来足繁く営業活動を行っていたようだが「物価高騰の折、費用が嵩み料金割増を避けるために事前に纏まった委託者には割引する」旨の通知を得意先に出している。
  9. 下仁田町の山奥にいただけではなく、特に得意先には頻繁に営業活動を行っていた記録が見て取れる。輸送の際の荷札の見本や案内図を送るなどしていた。

次回ガイド講座は、6月4日午後1:30分より  文化ホールにて開催


(学習会の内容を全部網羅した訳ではありません。講習中にタブレットiPadにて書き込める範囲でアップしたものですので悪しからずご承知置きください)

下仁田自然史館の案内看板が新しくなりました。
下仁田町商工会青年部の横断幕には「神津牧場まつり」とありました。
神津牧場まつりは、5月19日(日)です。

下仁田町ホームページ : 神津牧場まつり

正面に見える山は、クリッペの一つ「大崩山」地元では”根無し山”です。返す返すも感心なのは、地元の方が沿道沿いに季節折々に花の手入れをしていただいています。
ジオパークで訪れてくれる方々にも潤いや素敵な印象をもっていただけると思います。これは立派な「ジオ応援団」ですね。

本多さんのブログでも紹介していただいます


2013年5月1日水曜日

富士山が世界遺産登録へ

富士山が世界遺産登録へイコモスが勧告したと伝えている。
富士山、世界文化遺産登録へ 鎌倉は「不登録」
朝日新聞.com これが世界遺産推薦書 群馬県庁で富岡製糸場など企画展

また、今朝の上毛新聞では「富岡製糸場と絹産業遺産群」をテーマに財務省から記念硬貨が発行されると報じている。とても奇麗な硬貨ですね。
独立行政法人造幣局 地方自治法施行60周年記念貨幣(群馬県)
群馬県総合政策室・世界遺産推進課
○千円貨幣  「富岡製糸場 東繭倉庫と工女」 (実寸は直径40mm)
○五百円貨幣「富岡製糸場 東繭倉庫キーストーンと工女」(実寸は26.5mm)
千円硬貨の素材は銀で販売価格は6千円。
五百円硬貨は来年7月ごろ、金融機関の窓口で500円と引き換えるとか。

この硬貨発行事業は、財務省が07年の自治法施行60周年を記念し、08年度から全都道府県にちなんだ貨幣を順次発行している。
同時に宮城県と広島県の記念硬貨も発行される予定。宮城県の千円硬貨は伊達政宗と慶長遣欧使節船。五百円硬貨には仙台七夕まつり。
広島県の千円硬貨は厳島神社と舞楽やもみじ。五百円硬貨に原爆ドームと広島平和都市記念碑。群馬県情報発信館 ぐんまの会 より引用

新聞記事は今朝の上毛新聞一面記事より

2013年4月30日火曜日

下仁田戦争の碑


今日、町民の方からご意見をいただきました。
「高崎藩士の碑はどこにあるか?と度々尋ねられるので案内図等を置いたらどうか」という提案をいただきました。

連休中に尋ねたい方に些細ながらこのページにアップいたします。ご参照いただければ幸いです。
下仁田戦争跡「水戸藩士 義烈千秋の碑」は山際公園内にあります。


水戸市の有志の方々により建立


山際神社 地図


一方、高崎藩士の碑は 下仁田町・歴史・観光
幕末関連史跡補完計画:史跡便覧:群馬県甘楽郡下仁田町 参照
下仁田町ふるさとセンターの直ぐ近くですので、こちらに先のお立寄りいただき下仁田戦争の資料や遺品等をご覧いただくことをお勧めいたします。尚、googlマップならストリートビューでも大まかな周辺情報をご覧出来ます。
下仁田町へ折角おいでいただいたなら、地元のお店でお食事をして店員さんに話しかけてみてください。意外な情報も得られるかも知れません。旅の楽しさが増すこと間違いないでしょう。