四つ又山探訪記(保科グループ研究会)
四つ又山閃緑岩の謎(2012/12/23)
ー跡倉層の不整合基盤か?ー
保科裕・関東山地研究グループ
@保科さん曰く「四つ又山閃緑岩が解明できればクリッペ解明に繋がる重要な鍵を握っている」
現地調査に同行させていただきました。(参加者15名)
跡倉層の川井山石英閃緑岩は約2億5千万年前に形成された。
これらに+ホルンフェルス(風口層)
四つ又山閃緑岩は、岩石的にはカリ長石がほとんどないトーナライト。川井山閃緑岩とと四つ又山閃緑岩とをつなぐ閃緑岩を発見か。
「中央構造線を境に非常に入り組んだ地質構造になっている。」
下仁田ナップ構成
跡倉ナップ(日本列島では中央構造線沿いの跡倉ナップが有名。)
跡倉層の不整合基盤➡ホルンフェルスおよび川井山閃緑岩
四つ又山のナップ
跡倉層の不整合基盤➡四つ又山閃緑岩(+石灰岩)?
川井山閃緑岩とホルンフェルス 四つ又山閃緑岩と石灰岩
何故石灰岩が入り込んでいるのか?
・四つ又山閃緑岩と川井山閃緑岩は同じ?
今回は、南牧村より登りました。
四つ又山への登山道が通行不能なので整備が急がれる。アップロードは ( t・i )
ナップ(nappe)とは、http://chishitsu-100kei.world.coocan.jp/page125.html
低角の衝上断層や横臥褶曲の形成によって元の位置からある程度の距離を移動し,別の場所の地層や岩体に重なったシート状の地質体のこと。デッケ(Decke)とも言う。ナップが侵食されて孤立した地質体となったものをクリッペ(Klippe)と呼ぶ。断層や褶曲によって擾乱された地質構造帯内部や大規模断層の近くで,下位や周辺の地層と時代や岩相が大きく異なる地質体がクリッペに該当する場合,また地質構造帯そのものがナップである場合などがある。したがって,構造帯や大規模断層付近では,ナップやクリッペの存在を常に考えて調査する必要がある。日本列島では中央構造線沿いの跡倉ナップ(群馬県)が有名。
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